楽天市場の広告、RPPとTDAで店舗内の顕在層は取れているのに、新規のお客様をどこから連れてくるかで手が止まっていませんか。TDA-EXP(ターゲティングディスプレイ広告 エクスパンション)は、楽天市場の外に広告を出せる数少ないメニューです。
2026年9月14日のアップデートでCriteoが連携するYahoo! JAPAN・食べログ・Amebaなどの各種Webメディアへ配信できるようになりました。
この記事では、楽天市場・Yahoo!ショッピング・AmazonのEC運営を支援する株式会社コマースシップが、変わった点・設定手順・費用条件まで、楽天の公式案内をもとに整理します。
- TDA-EXPは楽天市場「外」のメディアに商品を自動配信するディスプレイ広告
- 2026年9月14日から配信先に「各種Webメディア(Criteo連携)」が追加
- Webメディア配信は継続月予算30,000円〜、日予算・ターゲティング設定は不要
TDA-EXPの設計から既存広告との予算配分まで、元楽天ECCがご相談に乗ります。
TDA-EXPとは?
TDA-EXPは、楽天会員データを使って楽天市場の外に商品を出せる広告です。まずは定義から確認します。
TDA-EXPとは、楽天グループのサービス以外のメディアに、店舗の商品を自動的に配信できる楽天市場のディスプレイ広告である。
正式名称は「ターゲティングディスプレイ広告 -エクスパンション-」です。通常のTDAが楽天市場内の枠に表示されるのに対し、TDA-EXPはFacebook・Instagram、そして今回加わったYahoo! JAPAN・食べログ・Amebaといった外部メディアに出ます。
楽天会員データをもとに配信されるため、TDA-EXPは楽天市場内ではリーチできない新規ユーザー層にアプローチできるのが最大の特徴です。
2026年9月のアップデートで何が変わった?
結論として、配信先が「Facebook/Instagram」だけだったところに、「各種Webメディア(Criteo連携)」が選べるようになりました。2026年9月14日(月)21時から、キャンペーン作成時に配信メディアを2つから選ぶ形になっています。
変更点①:Criteo連携の各種Webメディアが追加
従来のTDA-EXPは、Meta社の広告在庫を使ったFacebook・Instagramへの配信のみでした。今回の追加で、Criteo社が連携するYahoo! JAPAN・食べログ・Amebaなどの各種Webメディアにも配信できるようになっています。
SNSを見ていない層、ニュースやグルメ情報を見ている層にも商品が届く、という違いです。配信先の選択は新規キャンペーン作成時に行うため、既存のFacebook/Instagramキャンペーンはそのまま残せます。
変更点②:Criteoとは何か
Criteo(クリテオ)は、フランス発の広告配信企業です。ネットで一度見た商品の広告が、あとから別のサイトにも表示される「動的リターゲティング広告」で広く知られています。
ユーザーの閲覧・購買データをAIが分析し、その人に合った商品を提携する多数のWebメディアに出す仕組みを持っています。今回はこのCriteoの配信ネットワークが楽天のTDA-EXPとつながった形で、楽天の会員データ×Criteoの配信先という組み合わせが使えるようになりました。
変更点③:メディアによって設定項目が異なる
「各種Webメディア」を選んだ場合、設定できる項目がFacebook/Instagramと異なります。違いをまとめると次のとおりです。
| 項目 | Facebook / Instagram | 各種Webメディア(Criteo連携) |
|---|---|---|
| 配信タイプ | 自動 / カスタム | 自動のみ |
| 配信目的 | クリック重視 / ROAS重視 | クリック重視 / ROAS重視 |
| 継続日予算 | クリック重視3,000円〜 ROAS重視6,000円〜 |
設定不可 |
| 継続月予算 | 50,000円〜(任意設定) | 30,000円〜 |
| ターゲティング | 自動:ユーザー最適化・ブロード・リターゲティング カスタム:楽天IDセグメント |
設定なし |
ポイントは、Webメディア配信は日予算とターゲティングを設定せず、月予算30,000円から始められることです。細かい調整はできない代わりに、設定の手間がかからない設計になっています。
支援サービス
TDA-EXPでCriteo配信を始める設定手順
RMSで新規キャンペーンを作り、「各種Webメディア」を選んで月予算を入れれば配信できます。管理画面の操作は3ステップです。
ステップ1:新規キャンペーンを作成する
RMSの「ターゲティングディスプレイ広告 - エクスパンション」から「キャンペーン」を開き、「新規登録」を押します。TDA-EXPのキャンペーンは最大20件まで同時にアクティブにできるため、Facebook/Instagram用とWebメディア用を分けて運用することも可能です。
ステップ2:メディア・配信目的・予算を設定する
キャンペーン登録画面で入力する項目は次のとおりです。
- メディア:「各種Webメディア」を選択
- キャンペーン名:任意(広告原稿には表示されません)
- 配信タイプ:Webメディアは「自動」のみ
- 配信目的:「クリック重視」か「ROAS重視」を選択
- 継続月予算:30,000円以上を入力
- ステータス:「有効」にすると配信開始
継続月予算は上限に達すると自動停止し、翌月1日に再開されます。金額はいつでも変更できます。
ステップ3:学習期間は設定を変えずに継続する
配信初期は、媒体側のAIがデータを蓄積する「学習中」の状態が続きます。楽天の案内では、TDA-EXPは配信を継続するほどCPCが抑制され、ROASが向上する可能性が高いとされています。
学習中に予算や配信目的を頻繁に変えると最適化が進まないため、少なくとも数週間は触らずに様子を見るのがおすすめです。
TDA-EXPとCriteo連携に関するよくある質問
まとめ:TDA-EXP×Criteo連携で押さえるべきポイント
楽天市場内の広告で頭打ちを感じている店舗にとって、市場外の新規獲得を低予算で試せる選択肢が増えました。要点は次の3つです。
- 2026年9月14日から、TDA-EXPの配信先に「各種Webメディア(Criteo連携)」が追加された
- Webメディア配信は月予算30,000円〜、日予算・ターゲティング設定は不要で始めやすい
- 学習期間中は設定を変えず、Facebook/Instagram配信とキャンペーンを分けて比較する
まずは月予算3万円のテスト配信から始めてみてはいかがでしょうか。TDA-EXPの設計や既存広告との予算配分でお困りの際は、無料相談からお気軽にご連絡ください。
※本記事の情報は2026年9月時点の楽天市場からの案内に基づいています。料金・仕様は変更される可能性があるため、最新情報はRMS・店舗Naviでご確認ください。
